日本鉄鋼連盟が21日に発表した4月の鉄鋼生産動向によると、粗鋼生産量は572万3000tで前年同月比43.6%減とほぼ半減し、7か月連続でマイナスとなった。
4月の炉別生産をみると、転炉鋼が423万6000t、同43.6%減で、7か月連続の減少となった。電炉鋼は148万7000t、同43.6%減となり、8か月連続の減少となった。
4月の鋼種別生産では、普通鋼が473万4000tと同40.3%減、特殊鋼が98万9000tと、同55.3%減となり、普通鋼が7か月連続の減少、特殊鋼は6か月連続の減少となった。
銑鉄生産は438万4000tと同39.0%減となり、7か月連続マイナス。4月の高炉稼働基数は前月と同様の34基中24基だった。
また、熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は472万t、同48.3%減と、7か月連続の減少。
普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は399万3000t、同45.0%減だった。特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は72万6000t、同61.1%減となり、6か月連続のマイナスとなった。