トヨタ、08年度のリサイクル実績…ASR再資源化率80%達成

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トヨタ自動車は14日、自動車リサイクル法に基づく、ASR(自動車シュレッダーダスト)・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2008年度の再資源化等の実績を公表した。

自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は特定3物品の引取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。トヨタは、ASRについては豊通リサイクルに、エアバッグ類およびフロン類については業界共同で設立した一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国における特定3物品の引取り・リサイクル・処理を行っている。

その結果、トヨタの2008年度再資源化等実績は、ASRの引取りが92万台、重量20万tで、うち16万tを再資源化した。ASR再資源化率は通年で約80%となり、昨年度に引続き2015年度法定基準70%を大幅に前倒しにて達成、車両のリサイクル実効率に換算すると約97%の結果となった。

さらに、エアバッグ類の引取りは34万台(96万個)で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フロン類についても適正に破壊処理を行った。

なお、トヨタが特定3物品の再資源化等に要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて89億3000万円となり、資金管理法人から払渡しを受けた顧客からの預託金総額85億4000万円を3億9000万円上回る見込み。

《宮崎壮人》

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