クライスラー、在庫一掃セール開始!? 最大59万円引き

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クライスラーは6日、米国で新しいインセンティブを発表した。3つのプランを併用すれば、最大で6000ドル(約59万円)ものキャッシュバックが受けられる。

新インセンティブは5月6日から7月1日までの期間限定で実施。この期間中に2009年モデルの新車を購入した顧客に、4000ドル(約39万円)をキャッシュバックする。

さらに、クライスラー車から、「クライスラー」「ジープ」「ダッジ」の各ブランドの新車に乗り換えた顧客には、キャッシュバックを1000ドル(約10万円)増額。インセンティブはこれだけにとどまらず、指定金融会社でローンを組んだ顧客には、さらに1000ドル(約10万円)のキャッシュバックを上乗せする。条件次第では、最大6000ドル(約59万円)の値引きが受けられる計算だ。

クライスラーは4月30日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請。同時にフィアットと資本提携すると発表した。クライスラーの最近の販売不振は深刻で、5月の米国セールスはホンダに抜かれて5位に後退。販売台数は10万台を大きく割り込む7万6682台で、前年同月比は48.1%減と、ほぼ半減している。

米国ビッグ3では、GMとフォードが値引き競争をやめ、ヒュンダイと同様に、失業したら車両を返却すれば残債が免除される新ローンを導入。しかし、クライスラーは再びキャッシュバックという形の大幅値引きに踏み切った。今回発表した新インセンティブは、顧客のクライスラー離れを防ぐとともに、積み上がった在庫を一掃する意味合いもありそうだ。

《森脇稔》

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