横浜ゴムは30日、同社の化粧室ユニットが米国の航空会社アメリカン航空のボーイング『757』型機に採用されたと発表した。
丸みをおびたやわらかなデザインフォルムや、室内を広くするため外側に湾曲させたドアなど、ゆとりや快適さを追求した設計が高く評価され採用された。同モデルを導入した757型機は、2009年1月から米国内で運航している。今後、約500基の化粧室ユニットを納入する予定。
757型機はボーイングの代表的な中型旅客機で、横浜ゴムが化粧室ユニットを独占供給していた。2005年に生産終了しているが、現在も多くの機体が運航中で、内装のリフォーム需要が増えている。新モデルは、こうした内装リフォームで他社と差別化を図りたい航空会社のニーズに応えるために開発した。