15日未明、茨城県取手市内の市道を走行中の乗用車が対向車線側に逸脱。道路右側の路肩を走ってきた自転車に衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた52歳の男性は即死。警察は現場から一時逃走していた19歳の少年をひき逃げ容疑で逮捕している。
茨城県警・取手署によると、事故が起きたのは15日の午前4時45分ごろ。取手市井野台付近の市道を走行していた乗用車がカーブを曲がりきれず、対向車線側に逸脱。道路右側の路肩を走行していた自転車に衝突し、これを押し出しながら道路脇の自動販売機に衝突した。
クルマは中破。自転車はクルマと自動販売機の間に挟まれて大破し、乗っていた52歳の男性は全身強打で即死した。クルマに乗っていた若い男2人はその場から逃走。2人は約10分後に現場へ戻ってきたが、運転していた19歳の少年からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察はこの少年を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。
現場は片側1車線の緩やかな左カーブ。クルマは80km/h超の速度を維持したままカーブに進入したとみられる。警察では同乗していた17歳少年からも事情を聞いている。