パトカー体当たりの男に拳銃弾が命中していた

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今年1月、静岡県静岡市清水区内の国道52号で発生した公務執行妨害事件について、静岡県警は14日、盗難車をパトカーに体当たりさせたトルコ国籍を持つ男を逮捕した。警官が発砲した拳銃弾が命中。負傷していたという。

静岡県警・清水署によると、問題の事件は今年1月31日未明に発生した。富士市内で発生したコンビニ強盗事件の容疑者が乗っている可能性の高い盗難車をパトロール中の同署員が発見。静岡市清水区八木間町付近の国道52号で前後を包囲し、強制抑止を試みたところ、クルマはパトカーに体当たりしてきた。

包囲していた4台のパトカーのうち、1台から降車した28歳巡査長に向けてクルマが突進してきたため、巡査長はクルマに向けて拳銃2発を直接発砲。さらに2発を地面に向けて撃った。少なくとも1発は運転者か同乗者に命中したとみられ、クルマはそのまま逃走していった。後に放置されたクルマが発見されている。

警察では公務執行妨害事件として捜査を開始。クルマに残された遺留品から、今月8日にトルコ国籍を持つ25歳の男を逮捕。共犯として同じくトルコ国籍を持つ29歳の男の行方を追っていたが、男は14日未明に愛知県警に出頭。同日午後までに静岡県警が逮捕した。

男にの左肩には銃創があり、調べに対して「警官に撃たれた」と供述している。先に逮捕された男は自動販売機荒らしの容疑に加担し、この発覚を恐れて逃げたことを大筋で認めているが、後に逮捕された男は容疑について否認しているという。警察では余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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