カーナビ画面を注視していて横断者に気づかずはねる

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8日夕方、東京都八王子市内の市道で、道路を横断していた87歳の女性が進行してきた乗用車にはねられた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた40歳の男を現行犯で逮捕した。カーナビ画面を注視していて、前方を見ていなかったという。

警視庁・八王子署によると、事故が起きたのは8日の午後5時40分ごろ。八王子市南大沢2丁目付近の市道で、横断歩道を渡っていた87歳の女性が進行してきた乗用車にはねられた。

クルマはほとんど減速しない状態で衝突しており、女性は数メートル先まで弾き飛ばされた。近くの病院に収容されたが、全身を強打したことが原因で9日未明に死亡。警察はクルマを運転していた40歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側1車線で、信号機は設置されていない。調べに対して男は「道に迷い、カーナビに自宅住所を入力していた」などと供述。警察ではカーナビ画面を注視し、前方を見ていない状態でクルマを走行させていたことが事故の主因としている。

《石田真一》

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