日清紡が発表した2008年4-12月期の連結決算は、経常利益が前年同期比45.2%減の75億2200万円となった。
同社グループでは、太陽光製造設備が好調なメカトロニクス製品事業が大きく業績を伸ばしたものの、主力事業であるブレーキ製品が世界的な自動車販売の減少の影響を受け減収・減益となった。
また、エレクトロニクス製品事業も、家電製品の販売不振の影響を受けた子会社新日本無線、主力の半導体製品売上の大幅な減少により業績が悪化した。
売上高は同5.9%減の2257億8200万円、営業利益が同61.5%減の36億7800万円だった。
当期純利益は株式相場の低迷で投資有価証券評価損を計上、同75.1%減の24億4900万円となった。