三菱自動車は4日、第3四半期決算の発表を行った。その会見で財務担当の市川秀常務は労務費のあり方について触れ、「基本的に労務費は売上高にスライドした形にする」と述べた。
同社は今期の売上高が前期比25%減の2兆0100億円で、当期損益が600億円の赤字の見込み。そのため、3月から役員報酬を32 - 40%という過去最大の幅で減らす。管理職についても、3月から基本的に10%の削減を行う。そして一般職については、組合と相談の上で、相応の協力をしてもらう方針だ。
市川常務によれば、売上高に対する労務費の比率は一定であることが望ましく、「仮に売上高が25%ダウンしたら、それに合わせて縮めていくことが必要だ」と強調した。