愛三工業が発表した2008年4 - 12月期の連結決算は、当期純利益が前年同期比95.0%減の2億1700万円と大幅減益となった。売上げ不振や為替差損、海外子会社の製品保証費用や投資有価証券評価損を特別損失に計上したため。
売上高は同6.1%減の1312億7300万円と減収だった。自動車業界が日米欧の先進国市場の低迷に加え、中国などの新興国でも減速するなど、世界的に自動車需要が悪化し、この影響で部品の受注が落ち込んでいる。
売上げの低迷などで、営業利益は同39.9%減の43億2200万円となった。経常利益は外貨建借入金の為替差損などで同61.0%減の27億1000万円となった。