ダイハツ工業が発表した第3四半期(2008年4 - 12月期)の連結決算は、当期純利益が前年同期比10.7%減の183億円となり、減益となった。収益で、原材料市況の悪化などの影響を受けた。
売上高は同2.2%増の1兆2471億円と増収となった。営業利益は同17.8%減の321億円、経常利益が同20.6%減の334億円と減益となった。
世界的に自動車販売不振でトヨタ自動車や日産自動車などグローバルメーカーの業績は悪化しているが、ダイハツは国内事業の比率が高く、中でも需要は比較的底堅い軽自動車が主力なため、売上げも拡大している。
連結売上げ台数は国内が軽自動車の伸びで同7.4%増の42万5514台となった。海外も同2.2%増の28万5373台となり、ダイハツ合計では同5.2%増の71万887台だった。トヨタからの受託生産・OEM車は同7.6%増の103万1067台と好調だった。海外生産用部品や受託エンジンも好調だった。