フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、車載サブシステム間の通信に対する信頼性強化の要求に応えるため、車載ゲートウェイモジュール向けとして自動車用32ビット・マイクロコントローラ(MCU)の新製品『MPC5668G』を発表した。
高い性能、高集積シングルチップを特長とするMPC5668Gは、複数の車載ネットワークを1つのポイントで相互接続することで、自動車開発メーカーのコストと設計の複雑性を削減するとしている。
このデバイスは、CAN、LIN、Ethernet、Media Local Bus、FlexRayなど自動車用の主要な通信インタフェースをサポート。
また、Power Architectureテクノロジをベースとする車載マイクロコントローラに最適化された開発ツールの豊富なエコシステムが用意され。アプリケーション開発の複雑性を緩和し、プロトタイプ作成やソフトウェア統合でのデバッグ作業や検証の時間を短縮することができるとしている。
MPC5668Gは、2009年2月にサンプル出荷を開始する予定。