粗鋼生産量、27.9%マイナス…12月

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日本鉄鋼連盟が発表した2008年12月の粗鋼生産量は、前年同月比27.9%減の748万tと大幅に落ち込んだ。3か月連続のマイナスでマイナス幅は統計をとりはじめてから過去最大。数量も1999年4月の740万7000t以来の低水準だった。

鉄鋼生産は、銑鉄、粗鋼、熱間圧延鋼材のすべてが前年割れとなった。

銑鉄生産は611万6000t、同17.7%減となり、前年同月比では3か月連続で減少した。12月の高炉稼働基数は前月と同様、34基中28基だった。

鋼種別生産では、普通鋼が593万8000tと、同27.9%減で、特殊鋼が154万4000t、同28.0%減となり、普通鋼が3か月連続のマイナス、特殊鋼が2か月連続のマイナスとなった。

熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は628万6000t、同31.1%減となり、前年同月比では3か月連続の減少となり、1972年4月の625万t以来の低水準だった。

普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は499万7000t、同31.7%減となり、3か月連続の減少となった。

生産品種別では、条鋼類が129万9000t、同36.0%減で、6か月連続マイナスとなった。鋼板類は362万3000t、同30.8%減で3か月連続の減少となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は128万9000t、同28.5%減と、2か月連続の減少となった。

《レスポンス編集部》

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