川口化学工業が発表した2008年11月期決算は、営業利益が前年同期比30.5%減の2億1600万円と大幅減益となった。
売上高は同3.3%増の82億300万円と増収だった。特殊ゴム薬品を中心に、原材料価格値上げ分の製品価格引き上げを進めたため。
収益では、10月以降、自動車・自動車タイヤ向けのゴム薬品の需要が急減したほか、原材料価格が高止まりしたことなどから、経常利益は同29.9%減の1億8500万円、当期純利益が同37.0%減の7000万円だった。
今期の業績見通しは売上高が同8.6%減の75億円、営業利益が同39.9%減の1億3000万円、経常利益が同46.0%減の1億円、当期純利益が同28.7%減の5000万円と減収減益となる見通し。