クライスラーグループについて昨今、個別のブランド及び工場の売却交渉を進めているとする報道がかまびすしいが、トム・ラソーダ副会長兼社長は、これらを否定するコメントを発表した。以下、クライスラー日本による和文全文。
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資産売却交渉に関するステートメント
ミシガン州 アーバンヒルズ - トム・ラソーダ、クライスラー社副会長 兼 社長は1月14日、個別のブランド及び工場の売却交渉を進めているとする報道を否定するコメントを発表致しました。
ラソーダは、特定の誤報や誤解に対し以下のようにコメント致しました:
1. クライスラー社が、ジープブランドの売却交渉中であるという事実はない。何度も申し上げている通り、ジープブランド及びその他のブランドについてもクライスラー社から切り離して売却するつもりはない。
2. 収益性のない機械設備などの資産の売却について検討してきたが、売却先は決定していない。また、中国、日本及び韓国の企業との資産及び機械設備の売却交渉中という事実もない。 既存プラットフォームのライセンス契約は検討していく。
3. ベルベディア組立工場(米国 イリノイ州)の売却交渉中という事実はない。ロシアの自動車メーカーであるGAZとのパートナーシップによるロシアでの自動車生産についてマグナと協議したことはあったが、昨今の米国及びロシアの経済状況の悪化により中断している。
4. ルノーとの交渉の事実もない。日産自動車に関しても既に発表済みの案件を除いては、交渉案件はない。