『ビュート』の生産を2009年で終了することを発表した光岡自動車は、未曾有の不景気のなかでも好調な販売を維持しているという。
同社取締役副社長の河村賢整氏によると、同社の売上げは「対前年比、対前々年比ともに微増。販売台数も微増となっている。2009年も500台前後が売れるだろう。工場の人員も増やせないこともあり、今の工員の数でつくれるのがざっと500台ぐらいだ。昔で考えると1000台ぐらいの規模だが、現在ラインナップされている車種はコストや時間などが大きくかかる」という。
また、同社の商品ラインナップの強みとして河村氏は「いい時も悪い時も変わりなく、こうしたクラシカルな個性を好むユーザーに常に支持されている」とも。
同社は、ビュートが消滅しても他の小型車の販売増によって売上げを維持していく目算だ。