日本自動車レース工業会、新型シャシー「F20」を披露

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日本自動車レース工業会(JMIA)は15日、日本のレース産業の発展を企図して開発されたフォーミュラマシン「F20」のプロトタイプ並びにエンジンを披露した。JMIAは、童夢の林みのる氏が会長を務め、約60社の国内シャシーコンストラクター並びにエンジンチューナー企業が参画するNPO法人である。

F20は、JMIAが最も力を入れている計画で、既存のレースとは異なり、純粋に技術者の想像力と技術力の戦いを主眼にした内容だ。林氏は、日本のレースの多くが、長らく海外企業のシャシーを使用しているなど、現在では1000億円を超える費用が海外に流出していることを強く懸念しており、それを国内に振り向けるべきと訴えてきた。

また、本来レースとはまず自動車技術の戦いが根幹に大前提として存在するべきものであり、技術の競り合いがあって初めてそこに腕の立つドライバーが必要とされるとする。実際、現在の日本のレース界では、クルマが主役であるSUPER GTが最も人気がある状況であり、それを証明しているといえよう。

F20は、リストリクター径を20mmとすることから名付けられている。最大の特徴はそのレギュレーションで、20mmリストリクターと1.0 - 1.5リットルの小型エンジン、JMIAが開発した安価なCFRP製モノコックを使用するほかは、安全基準さえ満たせばあとは自由。6輪車でも構わないし、エンジンも何気筒だろうが関係なしという具合だ。

実際、今回披露された3台のF20プロトタイプは、童夢製がスポーツカー、東京R&D製がフォーミュラ、そしてムーンクラフト製がその中間という、まったく異なる外観とコンセプトとなっていた。これらが混走できてしまうのである。

エンジンは、トヨタ『iQ』などに使用されている直列3気筒の「1KR-FE」をベースにしたTOM'Sが手がけたもの、戸田レーシングが開発中の直列4気筒のレース用オリジナルエンジン「TR-FX01」などが展示されていた。

《デイビー日高》

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