三井造船は、鈴与から清水港新興津埠頭および袖師埠頭向けに、エンジン最適制御省燃費型ヤード用コンテナクレーン各1基、計2基を納品したと発表した。
今回納入したヤード用コンテナクレーンは、国内で初めてとなるエンジン最適制御システムを搭載し、従来機種に比べ燃料消費量・CO2の排出量を大幅に抑える新型機種で、現在、最大時間当たり10リットル以下の低燃料消費量を実現し、順調に稼動しているとしている。
エンジン最適制御システムは、鈴与の技術協力を得て開発したもので、コンテナ積卸時の負荷に応じて発電機用エンジン出力を制御させる装置。待機運転時に発電機用エンジン出力を最小限に制御し、トータルで省燃費を行う。また、このシステムは、三井造船納入のクレーンに対し、レトロフィト(後付け)も可能。
鈴与では今回の納入2基に続き、既存基にもエンジン最適制御システムの搭載を順次計画している。