客待ちタクシー待機列を解消…ETCを使って実証実験

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客待ちタクシー待機列を解消…ETCを使って実証実験
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東京都は17日、国土交通省関東運輸局、警視庁、中央区、タクシー業界などと連携し、タクシー待機列解消に向けた実証実験を銀座地区で実施すると発表した。タクシーの配車にはETCデータを活用する。

中央区銀座地区では、指定された乗り場以外でのタクシー乗車が禁止される午後10時から翌午前1時の間、指定された乗り場では、ピーク時に800m(約 150台)を超えるタクシーの待機列が発生している。

実験では、客待ちするタクシーを既存の駐車場に待機させ、待機列による渋滞を解消する。駐車場ではアイドリングをストップさせることによりCO2の削減も期待できる。実験は、東京都の渋滞解消対策「ハイパースムーズ作戦」の一環として実施する。今回の方式の有効性を検証し、今後の対策に反映する予定。

銀座1号乗り場に並ぶタクシーを築地川第一駐車場に待機させ、乗り場での車列が一定台数以内になるよう、駐車場から配車する。乗り場に近接する駅前広場や高架下を活用した待機列対策の実績はあるが、乗り場から離れた一般の駐車場を活用する方式は今回が初めてだという。

また駐車場の入庫、配車にはETCデータを活用し、自動化を推進するのも今回の実験の特徴だ。

概要
●期間:1月26日(月)- 2月13日(金)
時間:午後10時から翌午前1時
土曜、日曜、祝日を除く
●乗り場:銀座1号乗り場
●待機場:築地川第一駐車場
3階建て、約240台収容可能

《高木啓》

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