内閣府が9日発表した7-9月の国内総生産(GDP、2次速報値、季節調整済み)は、物価変動分を除いた実質で前期比0.5%のマイナスとなり、4 - 6月期に続き2四半期連続のマイナス成長となった。年率換算では同1.8%のマイナスとなり、四半期および年率ともに1次速報値を下方修正した。
11月17日公表の1次速報値では7 - 9月が0.1%減、年率は0.4%減だった。今回公表の2次速報値では四半期を0.4ポイント、年率換算では1.4ポイント下方修正し、国内の景気後退を裏付けた。民間企業の設備投資抑制や輸出から輸入を差し引いた純輸出の減少がGDPを押し下げた。