伝票を見ながら運転、路上駐車のトラックに突っ込む

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26日午後、千葉県成田市内の国道295号を走行していた大型トラックが、路肩に停車していた普通トラック2台に追突する事故が起きた。この事故で被追突側のトラック運転手2人が死亡している。警察は大型トラックを運転していた41歳の男を逮捕している。

千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは26日の午後1時50分ごろ。成田市小菅付近の国道295号を走行していた大型トラックが、道路左側の路肩に停車していた普通トラックに追突。このトラックは押し出され、前に停車していた別の普通トラックにも追突、3台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で2台のトラックは中破。手前側に位置し、最初に追突被害を受けたトラックを運転していた64歳の男性は破損した運転席に体を挟まれ、外傷性ショックで死亡。奥側に位置していたトラックを運転していた62歳の男性は車外に出ていたが、押し出された自車の下敷きとなり、頭部強打などが原因で死亡した。警察では大型トラックを運転していた41歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを続けている。

現場は片側2車線の直線区間。逮捕された男は調べに対して「助手席側に置いていた伝票を見ながら走行していた」、「そこにトラックが停車しているとは思わなかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故の主因とみている。

《石田真一》

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