漫然運転が原因で列車と衝突

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4日朝、山形県新庄市内にあるJR陸羽西線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入していた乗用車と、通過中の下り普通列車と衝突した。クルマは中破し、運転していた55歳の女性が軽傷。列車の乗客乗員にケガはなかった。

山形県警・新庄署によると、事故が起きたのは4日の午前8時20分ごろ。新庄市飛田付近にあるJR陸羽西線・新庄 - 升形駅間の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に乗用車が進入、通過中の下り普通列車(新庄発/酒田行き、2両編成)と衝突した。

列車の運転士は通過直前に踏切内へ進入してくるクルマに気づいて急ブレーキを使用したが、間に合わず衝突。クルマは約5m押し出されて中破したが、運転していた女性が打撲などの軽傷を負った。列車には乗客乗員13人が乗っていたが、ケガはなかったという。この事故で3本の列車が運休。2本に遅れが生じ、約120人の足に影響が出た。

警察では過失往来危険容疑でクルマを運転していた女性から事情を聞いているが、調べに対しては「ボーッとしていた」などと供述しており、漫然運転が事故の主因とみられている。

《石田真一》

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