出会い頭衝突で3人死亡させたクルマ、逃走中だった

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3日夕方、埼玉県川口市内の市道で、交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で乗用車の3人が死亡。警察では別の場所で事故を起こしたワゴン車が逃走中に事故を起こしたとして、33歳の女を後に逮捕している。

埼玉県警・武南署によると、事故が起きたのは3日の午後4時15分ごろ。川口市戸塚東3丁目付近の市道で、交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突した。

乗用車は弾き飛ばされ、交差点に隣接する医院の外壁にめり込むような状態で大破。運転していた46歳の男性と、助手席に同乗していた46歳の女性が収容先の病院で死亡。後部座席にシートベルト未着用で同乗し、車外に放出された16歳の女子高校生が即死している。

ワゴン車も大破したが、後の調べでこのワゴン車は現場から約500m離れた場所で別の接触事故を起こし、追跡する相手車両から逃走していたことが判明した。現場の交差点には一時停止標識を無視して進入しており、警察は運転していた33歳の女を自動車運転過失致死容疑で逮捕。危険運転容疑の適用も視野に入れた捜査を進める方針だ。

現場は信号機の無い交差点。現場から約200m離れた場所では2006年9月に暴走車が保育園児に突っ込み、21人が死傷する事故が発生している。この事故以降、現場付近の市道は30km/hの速度制限が行われていたが、事故を起こしたワゴン車は60km/h以上の速度で走行していたとみられている。

《石田真一》

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