東京・新宿の「モード学園コクーンタワー」の竣工披露会が5日に開催され、地上50階、地下3階建てのビルの各フロアを部分公開した。
「モード学園コクーンタワー」は、東京モード学園などの専門学校を運営する学校法人モード学園の新校舎で、「繭(まゆ)=COCOON」をコンセプトとした今までにない超高層学校建築となっている。設計は、東京都庁舎や新宿パークタワーなどのアイコニックな建築物を手がける丹下都市建築設計が担当。
地上部分は、東京モード学園・HAL東京・首都医校の3つの学校の総合校舎となる。HAL東京には、自動車システム工学科とカーデザイン学科が設けられ、自動車業界への即戦力となる人材を育てていくカリキュラムが組まれている。その25階部分にある「カーデザインスタジオ」が公開されていた。
同スタジオは、Alias Studio(デザインCADソフト)、クラスAサーフィス(表面形状)作成ソフト、CATIA (設計CADソフト)、流体解析ソフト、3Dプリンター、クレイ設備などの先端設備が導入されている。
さらに、カーデザイン学科では、日産自動車デザイン本部や日産デザイン・ヨーロッパ(ロンドン)社で数々の開発を手がけてきた高野修治が教授に就任し、来年4月からの授業開始に向けて、カリキュラムなどの最終調整をしているという。