マツダが発表した2008年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比17%減の607億円と減益となった。
期中のグローバル販売台数は、『デミオ』や『アテンザ』が順調で同6%増の70万1000台となった。ただ、会計基準の変更と為替変動の影響で売上高は同5%減の1兆5755億円と減収となった。
損益では、台数構成の改善をユーロ、ドルの円高による為替影響、原材料高騰が打ち消し、営業減益となった。経常利益は同16%減の485億円。
当期純利益は同2%増の295億円となった。
マツダのデービッド・イー・フリードマン専務執行役員兼CFOは「2008年度上期は昨年度に投入した新型車が高い評価を受け、グローバル販売台数は前年実績を上回った。また、営業利益は期初見通しを上回ることができた。第3四半期以降の見通しは大変厳しいものになるが、引き続きビジネス効率の改善および、コスト革新活動、ブランド価値の向上を加速していく」としている。