携帯電話を大量窃盗、犯人グループに威嚇発砲

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20日未明、神奈川県平塚市内の携帯電話販売店に複数の男が侵入、携帯電話機を盗む事件が起きた。男たちは逃走する際、駆けつけた警官に向かってクルマを突進させたため、拳銃の威嚇発砲が行われている。

神奈川県警・平塚署によると、事件が起きたのは20日の午前2時35分ごろ。平塚市明石町付近をパトロールしていた同署員が、近くにある携帯電話販売店からガラスの割れる音が響いたことに気づいて急行、店から出てくる複数人の男を発見した。

最初に出てきたのは3人の男。署員に発見された直後、店内から盗み出したとみられる携帯電話機10数台の箱をその場に投げ捨て、駐車場に止めていたクルマに乗り込んだ。これを抑止しようとしたところ、エンジンを吹かして突進してくるような様子を見せたため、空に向けて拳銃1発を威嚇発砲。さらに逃走するクルマに向けて1発を直接発砲した。命中したかどうかは不明だという。

店内には2人の男が取り残され、このうち34歳の男は建物2階から飛び降りた際に足を骨折する重傷。警察は別の29歳の男とあわせ、2人を窃盗の現行犯で逮捕している。

この日、神奈川県内では同日の午前0時30分ごろに秦野市内の、さらに午前1時30分ごろには小田原市内の携帯電話販売店に何者かが侵入し、最新型の携帯電話機を大量に盗む事件が起きた。警察では県西部を中心に警戒を強化していたが、事件はその最中に発生しており、警察では同一グループが関与した可能性も高いと判断。逮捕した2人を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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