日本製鋼所は、名機製作所と資本・業務提携を締結することで合意した。過当競争下にある射出成形機業界で、激化しているグローバル競争に勝ち抜くため、相互に補完関係となる独自技術を融合し、新製品の開発とその販売によって事業規模の拡大を目指す。
両社は提携することで、それぞれが持つ営業基盤の相互活用や、日本製鋼が持つトグル技術、電動技術、名機製作所が持つ大型特殊機分野などに関して技術協力を行う。また、中部圏を中心とした日本製鋼の中・小型標準射出成形機の名機製作所による受託販売や、両社がそれぞれ持つ資材調達ルートの相互活用なども検討する。
提携を円滑にするため、日本製鋼は名機製作所が実施する第三者割当増資200万株を1億2200万円で取得、筆頭株主となる。名機製作所は調達した資金で設備投資を行う。