逆走が原因の多重衝突、意識消失を伴う疾病が原因か

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16日夕方、富山県富山市内の県道を乗用車が逆走、対向車線で信号待ちのために停車していた車列に突っ込む事故が起きた。逆走車を含めて7台が関係する多重衝突に発展し、4人が軽傷を負った。逆走車の運転者に意識消失を伴う発作の疑いがあるという。

富山県警・富山中央署によると、事故が起きたのは16日の午後6時15分ごろ。富山市畑中付近の県道を乗用車が逆走。対向車線で信号待ちをしていた車列に突っ込んだ。

逆走車は直進車線(第2車線)の先頭にいたクルマと正面衝突した後、直進車線と右折車線(第3車線)の間に突っ込むような状態となり、7台が関係する多重衝突に発展。逆走車を運転していた36歳の男性を含め、4人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は片側3車線の直線区間。目撃証言から逆走車はブレーキを掛けることなく衝突したとみられるが、逆走車の運転者は警察の調べに対して「気がついたら担架に乗せられていた」などと話しており、事故の記憶がまったく無かったことを強調しているようだ。

逆走車を運転していた男性は以前にも同様の意識消失を運転中に起こしていたという情報もあり、警察では男性に意識消失を伴う発作を起こす疾病(てんかん症状のようなもの)がある可能性が高いとみて、慎重に調べを進めている。

《石田真一》

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