日本精工は、組立高さを従来に比べ、最大で26%減少させたNSKリニアガイド「超低形ローラガイドRBシリーズ」を開発した。
同社は、特に工作機械を中心としたリニアガイドの長寿命、高剛性などのニーズに対応して、2003年に「NSKローラガイドRAシリーズ」を開発し、市場から高い評価を受けた。
近年、液晶設備の大型化や工作機械の複合化・多軸化の中で、装置の低重心化、コンパクト化、高剛性化が強く求められており、リニアガイドの組立高さを低くしたいという要求が増加してきた。これらの要求に応えるため、超低形ローラガイドRBシリーズを開発した。
ローラガイドRBシリーズは、幅広い分野で使用されているローラガイドRAシリーズの超高負荷容量・超高剛性などの特長を維持しながら、組立高さを大幅に低減した。これにより装置のコンパクト化、低重心化、高剛性化が図れる。
同社はローラガイドRBシリーズを2009年1月から販売開始し、従来のローラガイドRAシリーズと合わせて2011年に年間60億円の売上を目指す。
新製品は10月30日 - 11月4日に開催される「第24回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2008」に出品する。