三菱航空機はパシフィコ横浜で開催されている「国際航空宇宙展」の会場で、純国産ジェット旅客機『MRJ』の実物大モックアップを国内で初めて公開した。海外の航空ショーではすでに展示されているが、今回のモデルからは胴体が拡幅された。
MRJは2011年の初飛行を目指し、三菱航空機がボーイング社の支援を受けて開発中の純国産ジェット旅客機。90席クラスの「MRJ90」と、70席クラスの「MRJ70」の2ラインナップが計画されている。
モックアップの展示は海外の航空ショー会場で先行して行われているが、今回の国際宇宙展で展示されたモデルから胴体幅が広がった。従来は横2.9mだったが、これが2.96mとなっている。また、窓側シートのひじ掛けも廃止し、内壁の一部をその代わりとすることで感覚上の幅はさらに広がり、着座時の快適性が向上したという。