【シトロエン C5 試乗】しっとりと、スムーズに…津々見友彦

試乗記 国産車
【シトロエン C5 試乗】しっとりと、スムーズに…津々見友彦
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ダブルヘリカルマークをラジエターマスクに織込むモダーンデザインでアイデンティティが明快。インテリアも質感が高く、品格が出ている。

試乗したのは3リットルの「3.0エクスクルーシブ」。V6はアイドリングも静かで心地好く回り、ドライブにセレクトすると自動的にパーキングブレーキが解除され、実に便利。そして走り出した時のマイルドな乗り心地のフィールはまさにフランス的。

目玉は「ハイドラクティブIIIプラス」に進化した、油圧/エアサスの快適な乗り心地だ。もちろん、凹凸の突き上げ感はあるが、タッチはマイルドで快適。スポーツサスにスイッチすると、僅かに乗り心地は固め、そしてハンドリングはロールが抑えられ、より安心感の高い操縦性に変化。高速でも、リニアリティが高く、しっとりとコーナリング出来スムーズな走り味だ。

ステアリングホイルのセンターは固定され、ここにスイッチ類があるが慣れないとやや使いにくい。程よく静粛性も高く心地の良い走りのセダン。0-400m加速は17秒台と軽快な雰囲気だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。

《津々見友彦》

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