三洋電機、米国に太陽電池の部品工場を新設

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三洋電機は、米国オレゴン州セイラム市に太陽電池のインゴット・ウエハ製造の新会社を設立、生産工場を新設すると発表した。

同社は、今後、需要拡大が期待される太陽電池市場に対応するため、2010年にセル生産能力約600MWを目指し設備の増強を進めている。今回この一環として、太陽電池セルのもととなるウエハを増産するため、現在インゴット・ウエハを生産している三洋ソーラーUSA(SSU)に加え、新会社での生産能力の増強を決定、オレゴン州セイラムに工場を新設する。

新会社は「サンヨー・ソーラー・オレゴン」。工場の敷地面積は約8万平方メートルで、従業員数は約200人の予定。投資額は約8000万ドル。

三洋電機は、1975年にアモルファス太陽電池の研究開始、1980年には世界に先駆けてアモルファス太陽電池の工業化を開始した。1997年には世界トップレベルの変換効率を誇るHIT太陽電池の量産・販売を始め、現在、日本でセルを生産、メキシコ、ハンガリー、日本でモジュール化を手掛けている。

新工場は2008年10月に着工し、2009年10月から順次立ち上げを開始、2010年4月にフル生産する予定。これにより、全米全体のインゴット生産能力は約100MW相当となる見込み。

《レスポンス編集部》

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