マセラティ グランツーリズモSに究極のサーキット仕様

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マセラティ グランツーリズモSに究極のサーキット仕様
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マセラティは9月25日、『グランツーリズモMCコンセプト』を発表した。「グランツーリズモS」をベースにマセラティがモータースポーツ参戦で得たノウハウを投入。サーキットを主戦場とした超スパルタンモデルだ。

エクステリアは徹底的にエアロダイナミクスを追求。フロントには高速走行時にダウンフォースを生むバンパー一体の大型スポイラーを装着。フードやバンパーには、エンジンやブレーキ冷却性能を引き上げるために、エアインテークを追加している。サイドスカートも装着。リアはマフラー周辺が空気整流効果を狙ったデザインに変更されている。

車高も大幅に低められ、地を這うようなフォルムを実現。18インチの足回りはフロントが285、リアが315サイズのスリックタイヤを装着。もちろん、強化ブレーキ&サスペンションも奢られている。

エンジンはグランツーリズモS用の4.7リットルV8をベースに吸排気系を中心としたチューニングを実施。その結果、最大出力はプラス10psの450ps、最大トルクはプラス2kgmの52kgmを獲得した。

徹底した軽量化を施しているのも見逃せない。エアコンやオーディオなどの快適装備はいっさい省略。室内は運転席のバケットシート1脚とロールケージが目立つスパルタンな空間だ。リアとサイドの窓ガラスはポリカーボネイト製に変更。この結果、380kgものウェイトダウンに成功。1400kgの車重を実現した。パワーウエイトレシオは3.1kg/psと驚異的な数値をマークしている。

動力性能は公表されていないが、ベース車のグランツーリズモSの最高速度が295km/hであることを考えると、300km/hを超えるトップスピードをマークするのは確実。0-100km/h加速も4.93秒を上回ることになりそうだ。

マセラティは「FIA(国際自動車連盟)のレギュレーションに則ったチューニングを実施した」とコメント。近い将来、グランツーリズモSのサーキットで活躍する姿が見られそうだ。

《森脇稔》

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