水素・燃料電池自動車の世界統一基準策定に向け、国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の第4回作業部会が24日、東京で開催される。
日本と米国が共同議長となり、ドイツ、EU、カナダ、ハンガリー、中国、韓国などの各国政府とOICA(国際自動車工業連合会)およびISO(国際標準化機構)などが出席する予定で、世界統一基準の作成方針や安全性確保のための試験方法の審議、世界統一基準案分の審議などが行われる予定だ。
日本は2005年3月、世界に先駆けて圧縮水素を燃料とする燃料電池自動車の安全基準を策定した。日本の技術指針を基本にして、国連の車両等の世界技術規則協定(1998年協定)に基づく世界統一基準を策定するため、WP29に作業部会を設けて昨年9月から活動を開始しているもので、2010年の世界統一基準制定をめざしている。