ヘルメット未着用のバイク、白バイの追跡中に転倒

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15日朝、石川県金沢市内の国道8号で、交通違反を行ったとして白バイに追跡されていたバイクが転倒。路上に投げ出された同乗者が後続車にはねられて死亡する事故が起きた。警察ではバイクを運転していた16歳の少年を逮捕している。

石川県警・金沢西署によると、事故が起きたのは15日の午前8時15分ごろ。金沢市内の国道8号で交通違反の取り締まりを行っていた交通機動隊の白バイ隊員が、ヘルメット未着用の男女が乗ったバイクを発見。ただちに追跡を開始した。

バイクはスピードを上げ、車列の合間をすり抜けて逃走。白バイ隊員は危険と判断し、600mほどで追跡を断念したが、バイクはそのまま走り続け、金沢市古府3丁目付近で転倒した。この際、後部に同乗していた16歳女性が路上に投げ出され、後続の大型タンクローリーにはねられた。

女性は頭部を強打して即死。警察はバイクを運転していた16歳の少年を道路交通法違反(無免許運転の)現行犯で逮捕するとともに、タンクローリーの運転手からも自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い直線区間。警察は「適正な取り締まりの一環で、無理な追跡は行っていない」としている。

《石田真一》

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