市光工業は9月16日、去る8月にタイ、バンコク市内ルンピニー地区に、自動車用ランプの設計開発や営業活動を行う新拠点ICHIKOH INDUSTRIES（THAILAND）CO.,LTD.（イチコウ・タイランド）を設立したと発表した。10月からの業務開始を目指す。
新拠点は、日系自動車メーカー各社の設計開発や購買機能のタイへの集積化に対応して設立された。主力製品であるヘッドランプ、リアコンビランプや小物ランプの設計開発及び営業活動を行なう。
市光工業ではイチコウ・タイランドを技術本部の海外拠点と位置付け、アセアン地域において競争力のある開発コストを実現し、技術本部の設計開発工数の不足を解消するための一方策としての活用を見込む。東南アジアではインドネシアやマレーシアに次ぐ3番目の海外拠点となる。
イチコウ・タイランドの資本金は6000万バーツ＝約1億8000万円で、市光工業の100％子会社。ローカルスタッフ8名を雇用する予定。10月より従業員の雇用および研修を開始し、タイにおける開発・営業体制を構築する。2012年には2億円の売り上げを見込む。
