デュポン・ジャパンは、世界中で急速に成長している太陽光発電市場で、太陽光発電セルの寿命と性能向上についての要望に対する研究・開発の体制を強化するため、デュポン・エレクトロニクスセンターに太陽電池(PV)向け電極ペーストの研究開発拠点としてPVラボを開設した。
デュポン・ジャパンは、このPVラボを核に、各事業部間、各合弁会社との連携を強化し、結晶系太陽電池向け材料だけでなく、近い将来は薄膜系・有機/色素系太陽電池向け材料の研究開発も視野にいれ、グローバルの情報と技術を取り入れながら、顧客へのより迅速な技術開発・サービスを提供するとしている。
デュポンでは、太陽光発電市場は今後数年間で年間50%以上の成長を見込んでいる。グローバル規模でデュポンの持つ科学の力を駆使し、コストあたりのワット数の増加、ソーラーモジュールの効率化、長寿命化、環境に関わるさまざまな指針の準拠など、広範かつ拡大する革新的な原材料を提供することで、太陽光発電の急激な成長に貢献していくとしている。