バックのクルマ、2人を次々にはねる 71歳、パニックか

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5日、福井県福井市内の市道で、道路に隣接する民家敷地内からバックで進出してきた軽乗用車が、クルマの後方に立っていた女性をはねた。クルマはさらに市道で交通整理をしていた警備員の男性にも衝突。この男性が死亡している。

重傷を負った女性は、クルマを運転していた男性の妻で、後退の誘導をしていたか、車外で待っていたとみられている。女性への衝突でパニックとなった男性がアクセルを踏みこみ、クルマはさらに加速。そのまま警備員の男性に突っ込んだとみられる。

福井県警・福井署によると、事故が起きたのは5日の午前9時55分ごろ。福井市日之出2丁目付近の市道で、道路に隣接する民家敷地内からバックで進出してきた軽乗用車が、クルマの後方に立っていた72歳の女性をはねた。

クルマはさらに後退を続け、市道で行われていた下水道工事の現場で交通整理をしていた71歳の男性警備員にも衝突。警備員の男性は近くの病院に収容されたが、出血性ショックなどが原因で約10時間後に死亡。女性は腕を骨折する重傷を負った。警察はクルマを運転していた71歳の男性から、自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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