ホンダは28日、インターナビ・プレミアムクラブ対応のカーナビに対し、CO2排出量を低減したルートや、ETCによる通行料金の割引を最大限に活かせるルートを配信する新サービス「インターナビ・ルート」を開始する。9月5日に発表する新型『レジェンド』から順次採用される予定だ。
従来型のインターナビでは渋滞情報を通信によって取得していたが、ルート計算自体はナビ単体で行っていた。
これに対し、レジェンド以降で採用が始まるインターナビ・ルートでは、高性能なサーバー側で計算したルートを通信経由でカーナビに提供する方式を取る。これによって、CO2排出量を低減したルートであるとか、ETCによる通行料金の割引を最大限受けられるルートなど、これまでよりも複雑な計算を必要とするルートの提供を可能とした。
「CO2の排出量がこれだけ削減された」、「料金がこれだけ安くなった」、「所要時間がこれだけ短くなった」という比較は、ナビ単体が計算したルートとの間で行われる。このため、これらを必要としないとき(短距離利用時など)はナビ単体で計算したルートを活用することもできるようになっている。