日産自動車は、グローバル市場向けに開発した「リヴィナ」シリーズで、MPVの『グランドリヴィナ』とコンパクトハッチバックの『リヴィナ』をブラジルで生産すると発表した。日産としてブラジルで乗用車を生産するのは初めて。
日産はこれまで、ブラジルで『フロンティア』や『エクステラ』といった4輪駆動車を生産していたが、今回、生産車種に乗用車を加え、2009年にも市場投入する計画だ。
今回、市場ニーズに対応、「リヴィナ」シリーズに初めてデュアル・フューエルエンジンを搭載した。このエンジンは、ガソリンとエタノールの両用が可能だ。
グランドリヴィナは、1.8リットル、リヴィナは1.6リットルと1.8リットルのエンジンを搭載し、トランスミッションはオートマチックまたはマニュアルを設定する。
両モデルは、パラナ州クリチバ市の南15キロメートルに位置するサン・ホゼ・ドス・ピニャイス市にあるルノー・日産アライアンスの工場で生産する。同工場の生産能力は年間5万台。
現在、グランドリヴィナ、リヴィナは、中国、インドネシア、南アフリカなどの新興成長市場で販売されている。