三井造船、玉野事業所の深井鋼板切断工場が本格稼動へ

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三井造船は、岡山県にある玉野事業所で、造船用鋼板の切断加工を行う「深井鋼板切断工場」が完成・本格稼働を開始したと発表した。

深井鋼板切断工場は、玉野艦船工場内の内作量増大のために、旧鋼材加工工場の約2倍となる2万平方mの敷地に鋼板水切り(陸揚げ)、ストック場および切断を行う建屋2棟を配した。

船舶で運ばれ、陸揚げされた鋼板は、錆びや酸化皮膜をとるための「ショットブラスト」を行った後、錆び防止のための「プライマー塗装」を経て、建屋内に設置された5基の切断機(プラズマ切断機3基、レーザー切断機2基)で切断する。切断した鋼板はトレーラーなどで艦船工場に運ばれ、船舶のブロックへと加工される。

深井鋼板切断工場の稼働により鋼板切断能力は従来の1.7倍にあたる月間約8000tと大幅に増強される。鋼板切断能力増強により、現在外注している鋼板加工の完全内作化を進め、コストダウンを図る方針だ。

《レスポンス編集部》

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