米国産車への満足度が下落…ミシガン大調査

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ミシガン大学の品質調査研究所が行った消費者満足度指数の調査で、メーカー別の満足度でビッグ3はトップ4(得点で2位タイ)に入らず、ブランド別の満足度ではビッグ3がボトム8のうち6つを占めた。最下位となったのはクライスラーグループのジープで、下から2番目がダッジだった。

満足度の低下はリピーターの減少を招き、販売のスパイラル低下につながる。特にクライスラーは「消費者の信頼を回復するのが困難」と調査では結果づけている。

皮肉なことに「インセンティブをより多く実施しているブランドの満足度が低い」ことも研究からは明らかで、「消費者はインセンティブを実施するブランドを信頼しない傾向がある」という。インセンティブをやめることが満足度向上への近道とされるが、売上げ減に悩むメーカーにとってインセンティブ競争から抜け出すことは難しい。

一方満足度がトップだったのはトヨタ自動車のレクサスとBMW(タイ)で、続いてトヨタとホンダ(タイ)となった。調査では「満足度を高く保つためには比較的安い価格と高い品質を保持すること」と結論づけているが、それを達成するのはかなり困難なことに違いない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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