高速道路に自転車で誤進入、ひき逃げされ死亡

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28日、兵庫県たつの市内の山陽自動車道下り線で、本線に誤進入した自転車がトラックと衝突した。自転車の男性は死亡。トラックは現場から逃走したが、警察は後に48歳の男を逮捕している。死亡した男性は自宅で酒を飲んだ後、自転車で外出したという。

兵庫県警・高速隊によると、警察が誤進入を把握したのは28日の午前1時5分ごろ。たつの市揖西町佐江付近の山陽自動車道下り線を走行していたクルマの運転者から「自転車が路肩を走行している」との通報が入った。

これを受けた隊員が現場に急行したが、通報から約10分後の午前1時15分ごろ。大破した自転車と、路肩で血を流して倒れている男性を発見。男性は近くの病院に収容されたが、約1時間後に出血性ショックなどが原因で死亡。後の調べで、死亡したのは相生市内に在住する65歳の男性と判明した。

男性をはねた車両は現場から逃走したため、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に落ちていた部品などから、トラックが事故に関与した可能性が高いとして手配を行った。その結果、前部が破損したトラックを岡山県警が発見。後に48歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は片側2車線。警察では男性が高速道路に進入した場所の特定を急ぐとともに、ひき逃げした男からも事故当時の状況について事情を聞いている。

《石田真一》

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