25日神奈川県横浜市中区内の国道を走行中の大型トレーラーから突然出火。地元消防が消火を行ったものの、運転席部分(トラクターヘッド)が全焼した。出火直前、タコメーターが異常な動きをしていたといい、警察ではエンジントラブルが火災の原因とみて、調べを進めている。
神奈川県警・加賀町署によると、事故が起きたのは25日の午前4時ごろ。「横浜市中区本町付近の国道133号を走行中の大型トレーラーから出火した」と、このトレーラーを運転していた61歳の男性から消防に通報が入った。
地元消防のポンプ車などが出動して消火を行ったものの、運転席のあるトラクターヘッドが約30分で全焼した。荷台部分や周辺への被害はなかった。
調べに対し、運転手は「出火直前、タコメーターが異常な動きをしていたために路肩に停車させたが、その直後に出火した」などと話しているという。エンジン付近の燃え方が最も激しく、警察では運転手の証言内容からもエンジン不調が原因で出火した可能性が高いと推測している。
全焼した車両は1993年に日産ディーゼルが製造したもの。事故当時は重量物(鉄コイル)を輸送していた。