凸版印刷は、米国デュポン社と太陽電池バックシートのポリフッ化ビニル加工技術に関する技術移転、特許実施許諾契約、デュポンの登録商標『テドラー』の商標使用ライセンス契約を締結した。
今回の契約により、凸版印刷はデュポン社が保有するポリフッ化ビニル加工技術に関する特許の実施許諾を得るとともに、同技術の提供も受ける。さらに、これらの技術、特許を使用して凸版印刷が第1段として年間1ギガワット(GW)相当の太陽電池バックシートの製造権を取得するとともに、デュポン社が所有する登録商標『テドラー』を使用して、凸版印刷が製造した太陽電池バックシートを全世界に販売する権利を取得した。
凸版印刷は、今回の契約で提供を受ける技術や特許に、自社が実績を持つ蒸着技術などを加え、太陽電池バックシートの性能を引き上げるとともに、効率的な量産技術の確立を目指す。また、太陽電池バックシートや、バリアフィルムなどを産業資材事業と位置づけ、2010年度に約300億円の売上を目指す。