横河ブリッジと瀧上工業---資本 業務提携で最終合意

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横河ブリッジホールディングスと瀧上工業は、業務資本提携基本契約を締結したと発表した。

両社は、国内有数の橋梁専業メーカーだが、最近の橋梁事業を取り巻く環境は、公共事業の縮小や、談合の摘発によって、需要の急激な縮小と受注競争の激化で、厳しい状況にある。さらに今年度に入り、鋼材問題や道路特定財源の一般財源化などの影響により、事業環境はますます厳しさを増している。

また、入札方式も総合評価落札方式が本格化してきたため、高度化・多様化する客先ニーズに的確に対応し、総合的な技術提案力とコスト競争力を強化することが、これまで以上に求められている。

横河ブリッジと瀧上工業は、こうした橋梁事業を取り巻く環境から、橋梁事業に関し販売・生産・技術開発などで提携、両社の持つ経営ノウハウや経営資源を相互補完・有効活用を図る業務提携を行うこと、同時に業務提携の補完・強化のため相手方株式を相互に保有する資本提携を行うことについて最終的に合意した。

今後、両社は技術開発・改良などのため必要となる技術者の交流や国内外における鋼橋上部工事に関する営業・設計・施工で協力する。また、両社の保有する生産、架設、保全などにかかる技術、産業財産権、ソフトウエアその他の既存技術などの相互有効活用や材料、製品などの共同調達を推進する。

また、相互に取得する株式数は、相手方の総議決権数のうち、議決権割合の2.5前後とする。

《レスポンス編集部》

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