昭和電工は、川崎製造所のクロロプレンゴム「ショウプレン」の生産能力を現状の年産2万トンから2万3000tに引き上げると発表した。7月から増強工事を開始し9月に完工する予定。
クロロプレンゴムは、耐油性・耐熱性・耐候性・難燃性が特長で、自動車部品をはじめ幅広い分野で利用されている。ただ、需給は、欧米メーカーの事業撤退や生産縮小により、数年前から世界的に逼迫していることから、安定供給のニーズが強い。
同社は、これまでも生産性の向上により、安定供給体制の強化を図ってきたが、生産能力の増強により供給体制を一層確実にするとしている。