ビッグ3、倒産否定に躍起

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株式格付け会社がビッグ3の株式評価を「ジャンクボンド」に下げる、など自動車メーカーの業績に対する不信が広がっているが、クライスラー、GMには「潜在的に倒産の可能性もある」と指摘する経済記事が出始めていることに、両社が反発している。

クライスラーは9日、声明を発表し、倒産の危機にあるとする報道には根拠がないと説明した。またGMのリック・ワゴナーCEOは10日、報道は不正確である、と語った。

トヨタがトラック生産をカット、米国内の『プリウス』生産を増やすプランを発表した事もあり、大手と言えど今年の販売状況が厳しいのは周知の事実。しかしこのところのビッグ3に対する報道は過熱気味で「国民を無駄に不安な気持ちにさせる」とビッグ3首脳部は揃って反発。

それでも大手証券会社の見方は厳しく、倒産疑惑を払拭するには今年後半の巻き返しが至上課題となりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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