松下電工は、需要拡大が見込まれる車載用リレープリント基板タイプの生産で世界トップクラスの専業メーカーであるタイコーデバイスと提携すると発表した。
松下電工はタイコーデバイスの中国法人「泰康電子(シンセン)有限公司」に車載用リレープリント基板タイプの生産を委託する。2008年末に月100万個の供給体制をスタートする。
中国における自動車メーカーへの供給拠点の確立を目指していた松下電工と、2007年に移設した新工場の有効活用を狙うタイコーデバイスの双方の意向が一致、今回の生産委託で合意した。
松下電工はタイコーデバイスの第3者割当増資を引き受け、14.9%を出資した。両社は、委託生産規模の拡大など協力関係を進化させ、それぞれの事業強化を図っていく。