日本鉄鋼連盟が発表した4月の普通鋼鋼材の出荷合計は前年同月比3.4%増の688万4000トンと5カ月連続で増加した。
このうち、国内向けが506万1000トンで、同0.3%減と小幅ながら3カ月振りのマイナスとなった。輸出は182万3000トンで、同15%増と10カ月連続プラスだった。
4月の生産は707万3000トンで、同1.5%増と5カ月連続プラスとなり、4月としては17年振りに700万トン台に乗せるとともに、1980年、1991年に次いで過去3番目の水準を記録した。
4月末のメーカー・問屋在庫は、前月末3.1%増の628万4000トンで、3カ月ぶりの増加となった。4月末の在庫率は、前月末の74.6%から91.3%へと16.7ポイント上昇したものの、23カ月連続で100%を下回って推移した。一方、国内在庫率は前月末の90.1%から13.2ポイント上昇して103.3%となり、再び100%を上回った。